2021-01-01から1年間の記事一覧
一徹・イエス様共同作業 半世紀も生きてきたので世の中のことはだいたいわかっているつもりであったのだが、自分の無知さに打ちのめされている今日この頃である。 「ちゃぶ台返し」の件である。 ことの発端はぼくが実際に、パンを食べながら学校へ急いでいる…
ギャグのとらえ方は、国によりけり ことの発端は、ぼくがある朝、自転車に乗りつつパンを食べている少女を目撃したことだった。 少女はおそらく高校生で、寝坊をしたために食事をする時間がないまま、慌てて学校に行っていたのだろう。 その少女を見てぼくは…
この意味は本文を読んでいただければわかります 前回は「基礎すし学」と「実践すし学」の話をした。 寿司というものは、単純に考えると魚の切り身をシャリの上にのせたものに過ぎない。 だが、それが一つの文化になりえたのは、刺身なりシャリに対して、先人…
A girl bumps into somebody in the morning. Today, on my way to my workplace, I saw a girl eating bread, while riding her bicycle. Seeing this scene, I developed a question: Can humor, jokes, or parody in one culture be understood by people…
こういう寿司は…食いたくないよね。 「せとうち寿司」シリーズも今回で4話目になる。 すし職人は世の中にたくさんいる。また、寿司は日本人の生活に密着している。 そうでありながら、すし業界の外にいる人間にはほとんど、すし業界の内情はわかっていない。…
Hi, Mr. Bach! Have you enjoyed your stay in Japan? I believe you came to Japan at the end of July and stayed here for 3-4 weeks, right? I’ve heard that you have stayed at the Hotel Okura, one of the most prestigious hotels in Japan. I’ve a…
このギャグ、日本人以外にわかるかな? やあ。バッハ君。 日本旅行は楽しかったかい? 東京の高級ホテルに泊まっていたらしいね。ホテルオークラっていう高級ホテルの、おまけに最高級スイートルームに泊まっていたらしいね。 値段は一泊250万円らしいね。 …
経済力が勝つのは、歴史の必然ですね この間は日本の「すし学校」の大方の歴史と、それに伴って生じた格差について説明した。まずは大まかにおさらいしようか。東京には「本郷すし学校」、大阪には「ナニワすし学校」のように、大都市には古くからすし学校が…
本郷すし学校 人間が3人集まると派閥ができる、とよく言うよね。 会社や銀行を舞台にした小説や漫画なんかでも、必ず派閥争いの話が出てくる。 最近もハンザワ何とかとかいう、銀行員が主人公のドラマが大ヒットしたよな。 あたしも、ツケで寿司を食おうとす…
タコの文化について研究しました 「黒パン俘虜記」という小説を、ぼくが英語に訳した話は前にこのブログで書いた。 面白いけれども国際的にはあまり知られていないこの小説を、他の国の人にぜひとも知ってもらおうと思ったのである。 この小説に興味をもって…
Human life is very complicated: apparently fortunate things might turn out to be misfortunes, and vice versa, seemingly unfortunate things might turn out to be fortunate things. A Chinese story—“Mr. Sai’s Horse”—exemplifies this truth very…
文字のフォントは大切ですね 休日とはいいものだ。 ウィークデーは誰しも忙しい。 学生なら学校へ行かなくてはいけないし、勤め人なら会社に行く。 働いてばかりいては体に悪い。 だから土日には、ゆっくりと心と体を休めるべきである。 特に休日の昼に悠然…
いらっしゃい。 いきなり「いらっしゃい」と言われても困るかもしれないね。 だけど「ようこそ」っていうのもなんか気取ってるし、なんにも言わないのは失礼だ。 あたしは職人だから「いらっしゃい」くらいがちょうどいいと思うんだ。 まず自己紹介からしな…
食糧分配の図 先ごろ、ギリシャの友人から、「小説の残りの半分を送ってください」というメッセージが届いた。 このメッセージを貰ってぼくは、とてもとても嬉しかった。 ぼくの本業は外科医なので、新しい手術のやり方を考え付くことが時々ある。 思いつい…
ぼくは国立の大学に務めている。 国立大学の教官は、昔はホンマもんの公務員だったらしいが、現在では「みなしコームイン」なるものになっている。 平成時代には日本国の財政が昭和ほど豊かではなくなって、国立大学も「独立行政法人」というものになった。…
ぼくは山口で生まれ、東京で修学し、卒業後は東京以外に青森・静岡・栃木・群馬などを転々とした。 そして40代の後半に高松に住むようになり、今年で7年になる。 人間はさまざまな理由で、住む場所を換える。 運命というものは予測がつかないから、これは仕…
この人ならば前頭くらいは行くかも? 最近、花田家が世間の耳目を集めています。花田家というのは元横綱・貴乃花の花田光司氏と、その元奥さんで元アナウンサーの河野景子さん、ならびに彼らのご子息である花田優一君のことです。 花田優一君とそのお父さん…
楽しそうですよね 先日、「あばら」の形で悩んでいる少年の手術をした。ぼくは今、香川県の病院で働いているが、ぼくのもとを訪れる患者さんは、関東や関西、九州など遠隔地の方が80%を占めている。残りの20%が岡山や四国の方だ。 その少年は香川県に住ん…